「漁大」

SOLD OUT

たとえていうなら、象。
道具が行き着く果ての姿というのは、こんなにも力強いのかと感嘆する佇まい。

もともとは携帯財布だったのか、フラップ型の蓋を開けると、紐が通りそうな穴が二つ背中に通っています。
厚い革でつくられており、財布という機能を見捨てても、ゆっくりと拝みたくなるような堂々たる風格。

よーく見ると、正面金属の部分に「漁大」の文字が。(右から読むということは明治大正前後のものでしょうか…)
海にまつわる人が腰に携えた大漁への祈願。
単なるお財布にとどまらず、この子はきっとすごく大切なものを預かってきたのだと想うと、なんだかこの出逢いが誇らしくすら感じられます。

人と道具の果て。

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サイズ：12.5cm × 9cm × 3.5cm



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